Tiny WhoopでFPVを利用するには総務省に開局申請が必要な事は過去に記事として掲載しました。
今回は申請をする際のZ01 VTXカメラの利用可能周波数についてです。
ちなみに私が購入したカメラはこちらでした。
BETAFPVというメーカーの「 Z01(OSD)AIO 5.8G VTX Camera」です。
で、こいつの仕様は以下の周波数に対応しています。
BETAFPVのHPから拝借。
で、この周波数をすべて国内で使えるかというとそうではなく・・・
ここはアマチュアバンドプランの5600MHz帯を確認。
・アマチュアバンドプラン
https://www.jarl.org/Japanese/A_Shiryo/A-3_Band_Plan/bandplan20150105.pdf
申請した型式はF8Wですので、5690~5725、そして全電波型式の5730~5755、5757~5760、5762~5765、5770~5810が利用可能。
そして下限周波数は含まずFPVで利用する場合の占有帯域幅が約15MHzということを考慮し、先ほどのZ01の周波数から使えない周波数を確認しました。
すると使える周波数は7波だけでした。
5705,5740,5745,5780,5785,5790,5800
カタログ値を中心周波数として占有帯域幅約15MHzなので、各中心周波数に+7.5MHzと-7.5MHzを加算し計算すると以下のような表になります。
縦行にA~F、横列にCH1〜CH8と記載された表がZ01の仕様です。その下に2つ表があってそれぞれ仕様値の中心周波数に+とー7.5MHzを足した値で、両方がバンドプランに適合する場合のみその中心周波数は利用可と判定した表です。
この表でAのCH1の5740は+ー7.5MHzでバンド内なので両方黄色にセルが塗られていますが、となりの5760は+7.5MHzをしたときにバンド内に入っていないので色がありません。ということは5760の片側が決められたバンドより占有帯域幅が広いことになりNGということです。
なのでZ01で免許申請する際は、グレーの周波数を利用出来ないようにZ01の利用バンドを選択した後に操作出来ないように改造する必要があります。Z01の場合は、基盤上の白い長方形のボタンを押下すると基盤のLEDが点灯しますのでおめあてのバンドになるように調整します。
ということでZ01 VTXカメラの利用可能周波数でした。